日々のことからPCを便利に使う知恵まで、役立つ情報がいっぱい(のつもり)です。

Ultrabookについておさえよう!

Ultrabook とは何か?

UltrabookというノートPCが最近のトレンドとなっています。
ですがUltrabookについて詳しく知らないという人も多いとおもいます。

Ultrabook™とはIntelの商標で、以下の条件に合致したPCに対する名称です。

  •  第2世代以降の Core i シリーズCPU を搭載
  • 14インチ以上の機種は薄さ21mm以下
  • 14インチ未満の機種は薄さ18mm以下 
  • バッテリーは5時間以上もつこと
     (8時間以上が奨励されている)
  • 休止状態から7秒以内で起動

HP Folio13-1000 Ultrabook

代表的なUltrabook、HP Folio13-1000 です。

かつての”Centrino”のように、条件を満たしたPCに与えられる名称です。
そのため、“Ultrabook”の語句を一目見れば、
「高性能でありながら、薄くて持ち運びやすい」 
というのが一目でわかるんです!

 

Ultrabook の利点は?

なんといってもその薄さ、軽さが魅力です。

軽さについては、ほとんどの機種で1.5kg以下なので、
多くの人にとって持ち運びは苦になりません。

また、薄さの副次的メリットとして、デザインも優れているのが特徴です。
機種によってはアルミ天板が用いられているものもあり、こういった機種は高級感があります。

性能面については、
Core iシリーズ(i7/i5/i3)が搭載されていることで、満足な性能が担保されています

薄い機種では、HDDではなく、読み書きの高速なSSDも採用されています。
SSDとは、HDDのかわりにフラッシュメモリを使ったドライブのことで、一般的に読み書きがHDDよりも高速です。
そのためSSDを搭載しているPCは、OSやアプリの起動が早くて快適です。

以上の面から、安いPCやネットブックにありがちな、「読み込みが遅い」といったことも解消されています

 

Ultrabook の弱点は?

かなり魅力的なUltrabookですが、弱点はないのでしょうか?

端子類の少なさがネック

まず、本体が薄いために拡張端子類が少ないということが挙げられます。

Ultrabookの要件から無線LANは標準で搭載しているのですが、
USB・有線LAN・外部ディスプレイ出力などの端子を省く例もみられます。

USBについては普通より少なく、2~3ポートで、そのうちの1つが高速なUSB3.0であることが多くなっています。

USB端子が少ないため、マウスのレシーバーなどで埋まることを考えて、USBハブの使用をおすすめします。
また、USBポートを節約する工夫も有効です。
(外部キーボードを使う際、マウスとレシーバーを共有できるUnifyingなど)

画面出力について、
HDMI出力が付いている機種は多いので、テレビや外部モニターに出力することができます。
ただ、プロジェクターに出力する際はアナログRGB(VGA)端子が一般的であるため、プレゼンテーションを行うときに困る可能性があります。

HDMI端子はデジタル信号であるため、アナログRGBに出力するのは困難です。一般的には高価なコンバーターが必要です。

一般的な15インチノートPCはそこまで端子に困ることはないのですが、Ultrabookでは重要なポイントとなるでしょう。

 

CD/DVDなどの光学ドライブは基本的になし

薄さを最優先としているため、基本的にCD/DVDなどの光学ドライブはついていません

よって、メインマシンとして日常使用するためには、外付けのポータブルDVDドライブを購入する必要があります。

CDを取り込んで聴いたりDVDを視聴することは一般的なので、
DVDドライブなし、というのはきついとおもいますが、
常にCD/DVDを使う、というのも “?” な感じですよね。

うちのPCのDVDドライブも、
CDを取り込むとき以外はほとんど使っていません(笑)

よって、外付けのDVDドライブを使う時だけつなぐ、
という形でも大丈夫だと思います。

ちなみに、外付けDVDドライブは消費電力の高さを補うため、USBポートを2つ使うものもあります
USBポートの配分には気をつけて下さいね。   

 

SSDの容量について

SSDは容量単価が高いため、128GBや256GBの機種が大勢を占めます。

Windows 7では、OSやアプリのデータにおよそ30GBを占めますので、
128GBのSSDを搭載した機種は90GBのデータ領域があります。

保管するデータが大容量になる場合は、外付けHDDなどの外部ストレージを考えておきましょう。

 

おすすめ機種は?

Toshiba Ultrabook Dynabook R631

東芝ダイナブックのR631はなかなかよさそうです。

1.12kgの軽さ、9時間のバッテリー持続時間など、モバイルPCとして高性能でありながら、USBは3ポート、アナログRGBなどの端子もしっかり搭載しています。

日本メーカーならではの作りこみが評価され、週刊アスキーの「ベスト・オブ・ベスト・バイ2011」大賞を獲得しています。

おすすめ PC & Ultrabook カタログ

また、Ultrabookの機種一覧は、Intelのホームページで見ることができます。

 →おすすめ PC & Ultrabook™ カタログ

Ultrabookまとめ:インテル提唱の薄型軽量ノートPCはコレをおさえろ!

そして、Ultrabook各機種のレビューが週刊アスキーのサイトにまとめられています。
ここも見ておけばいいと思います。

 →Ultrabookまとめ:インテル提唱の薄型軽量ノートPCはコレをおさえろ!

Ultrabookは完全にモバイル仕様であるため、
使い方によっては従来の13インチや15インチのノートPCがいい場合もあります。

最後は、自分の使い方をイメージして決めてくださいね(・∀・)!

 

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